西東京アクセス鉄道10000系
2014年8月より運転が開始される新宿と甲府を結ぶ特急「みさか」用の車両として製造された。JR中央本線特急や中央道高速バスなど競合相手が多いことから開発するにあたって様々な工夫がされている。「みさか」のルートである山梨急行線恩方~上岩崎間は山岳路線ゆえに勾配やカーブが多いため、圏央線の車体傾斜式特急車両をベースとし、空気ばね車体傾斜装置(最大傾斜角2度)を使って速度の向上を図っている。基本設計は同じだが、「みさか」の運用では他編成と連結することはないため、先頭部の貫通扉には自動ホロ装置を設置していなかったり、クーラー部分にも塗装がされていたりと運用に合わせた設計変更や独自の塗装変更が施されている。外観は従来の通勤車両で使用されていたアクセスブルーではなく、スリーズレッドをベースにゴールドのラインを配し新たな都市間特急であることをアピールしている。